まさとの社会不安障害(SAD)克服記録
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第5回治療日記(2/2)


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治療とは「成功体験」の積み重ね

この朝礼での発表のことを先生に伝えると、先生もとても喜んでくれました。

そしてこの日は以前より気になっていた、脳内の
セロトニンの量について先生に聞いてみました。
セロトニンとは恐怖感等を抑える神経伝達物質です。

今は
ルボックス(SSRI : 選択的セロトニン再取込み阻害剤)を服用して、脳内のセロトニン量を増やしています。

そのおかげで、高所恐怖症が治ったし、いずれは社会不安障害(SAD)も完治すると思います。


しかし、社会不安障害(SAD)が完治して
ルボックスを止めた後に、脳内のセロトニンの量がどうなるのか?が気になっていたのです。

このままセロトニンが
増えた状態を維持できるのか?それとも減ってしまうのか?

もし減ってしまった場合、再び社会不安障害(SAD)の
症状が出やすくなってしまうのか?

という不安があったのです。


それに対して先生の答えは「個人差はあるけれども、脳内のセロトニンの量は、恐らく減ってしまう。しかし、それがすぐに社会不安障害(SAD)の
再発につながるものではない」とのことでした。

それは、
ルボックス等の薬を服用中に獲得した精神的余裕、いわゆる「成功体験」を積み重ねることが出来るため、だそうです。


つまり、治療中は
ルボックスSSRI)やソラナックス抗不安薬)を服用して恐怖感を抑えることによって、これまで出来なかったことが出来るようになります。

そして、その「
成功体験」が、自分の中に「自信」や「良い経験」として蓄積されていくのです。

ですから、
ルボックスの服用を止めることによって、例え脳内のセロトニンの量が減ったとしても、その「成功体験」が「不安や緊張」をカバーしてくれるのです。


逆を言えば、
ルボックスを服用していても、いつまでも「成功体験」を経験せずに自信がつかなければ、それだけ治療期間が伸びてしまう、とのことでした。

「だから、治療期間中は積極的に人前に出たり、苦手なことにチャレンジする機会を作りなさい」と言われました。

そして、「そうは言っても焦ったりしてはダメだよ」とも。


薬に頼るのではなく、利用する

確かに治療によって、自分に自信がついてきた様な気がします。

考え方も治療前に比べて前向きになったし、どうして前はこんな簡単なことで
あんなに緊張したんだろう?と思うこともあります。

自分でも
いい傾向だと思います。


最初は薬に対して、かなり抵抗がありました。

しかし、
薬物療法も結局は他の治療法(認知療法催眠療法)と同じように、「成功体験」を増やして自分に自信をつけるという手段の1つなのです。

これからも、薬に頼るのではなく、
薬を上手に利用していきたいと思います。


これまでの治療で自信はつきましたがまだ、頓服の「
ソラナックス」(抗不安薬)無しでは大勢の人の前で話す勇気はありません。

でも、あせらずにどんどん「
成功体験」を増やしていきたいと思います。

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